雑記

【イベント参加】『’80s少女漫画ふろくコレクション』刊行記念ゆかしなもんさんトークイベント&サイン会

なかよし展に行った日にHMV&BOOKS HIBIYA COTTAGEで開催された’80s少女漫画ふろくコレクション』(グラフィック社)刊行記念ゆかしなもんさんトークイベント&サイン会にも参加してきました。

なかよし展
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ゆかしなもんさんといえば、昭和的ガーリー文化研究所の所長であり、昭和ファンシー界の神!

そんなゆかしなもんさんが、80年代の少女漫画ふろくを集めた’80s少女漫画ふろくコレクション』を刊行されるとのことで、発表されたときからとても楽しみにしていました。

そして今回開催されたのがその刊行記念イベント!ゆかしなもんさんのふろくトーク!聞きたすぎる!!
というわけで、ふろくマスターのフォロワーさんに便乗して参加させていただきました~♡

まず今回発売された’80s少女漫画ふろくコレクション』なんですが、この御本がほんっとうに素晴らしすぎて!
膨大な数の80年代の「りぼん」「なかよし」「ちゃお」のふろくのコレクションが出版社の枠を越えてフルカラーで見られるだけでなく、漫画家さんや制作関係者さんのインタビューも収録されているというふろくファンにとっては夢のような一冊なのです!

あゆ
あゆ
たかなし♡しずえ先生やあべゆりこ先生のインタビューも載ってるんですよ!

わたしは90年代がメイン世代なので、80年代のふろくはそれこそなかよし展のような展示や、ふろく本などの資料で見たことがある程度だったのですが、80年代のふろくも本当にかわいい~!
紙ふろく時代ならではの工夫や読者や制作側の熱量もすごくて、この本を見ているだけで本当に楽しいのに、あわせてゆかしなもんさんのふろく愛や当時の背景なども聞けてめちゃめちゃ楽しかったです!

ふろくの整理に死ぬほど苦労した話や、いつのどのふろくか調べるために国立国会図書館に通った話なんかはもう共感しかなくて。
心の中で「わかるーーー!!」って叫んでましたw

90年代~2000年代のなかよしだけ、しかもちょろっとしか集めてないわたしとは労力が比べものにならないので一緒にするなって感じなんですけど。
あの量を全部調べ上げたのは本当に尊敬します…すごすぎる…

ゆかしなもんさんのコレクションは、「りぼん」「なかよし」「ちゃお」3大少女漫画雑誌すべてを網羅されているので、それぞれを比べたお話が聞けたのもすごくおもしろくて新鮮でした!
わたしはなかよし以外のふろくのことはあまり分からないんですが、比べてみるとそれぞれに個性があっておもしろいですね。

ちゃおっ子でお姉さんがなかよしっ子だったというゆかしなもんさんならではの視点が、わたしにとっては新鮮で。

なかよしのふろくは毎回すごく豪華で「なかよしピンク」と名付けたくなるほどピンクがかわいくて、読者の悩みに丁寧に寄り添ってくれているところが素敵で憧れだったとお話されていて、「なるほど~~」と思いました。

一方で、りぼんのふろくはピンク以外にもいろんなおしゃれな色が使われていてすごくセンスが良くて華やか。
さらに紙が丈夫で長く使えるものが多かったそうです。

ちゃおは小学館ならではの教育的要素が入ったまじめなふろくが付いていたり、独自路線を行くちゃおの変わったふろくの紹介があったりで、それもすごくおもしろかったです。

一つの雑誌のふろくしか集めていないと、それが普通だと思ってしまってなかなかそういう違いには気づけないので、新たな発見がたくさんありました!

ゆかしなもんさん的各誌のふろくベスト3も発表してくださったんですが、その中でなかよしの「マイ♡ポプリダイアリー」というふろくがランクインしていて、そこから日本にポプリを広めたのはなかよしだというお話もとても興味深かったです。

80年代に佐藤まり子先生の「あこがれ♥二重唱」という作品がきっかけで、当時の女の子たちの間でポプリ人気が広まったそう。
そこで、自分でもポプリを作ろうとしたけれど枯れ草にしかならなかった話とか\(^o^)/

わたしにもめちゃめちゃ身に覚えがあって、秋元奈美先生の「ミル・フルール」の影響で、庭に咲いてた花でポプリ作ろうとしたけど、匂いも何もしなくて結局お友達の家で分けてもらったコロンメイクコロン(自分で香水が作れるおもちゃ)ぶっかけた記憶が蘇ってきましたw

それをイベント後にフォロワーさん達と話してたら、みんな同じようなことしてました\(^o^)/やっぱりみんなやるよね!w

90年代にもあったなかよしとポプリ、ルーツは80年代にあったんですね。

それから、一番印象的だったのはこの本の一番最初のゆかしなもんさんのあいさつの中で、

編集部や漫画家の先生からの愛のこもったプレゼントを、私たちはたくさんいただいていたのですね。

という一文があるんです。

この言葉がわたしにとっては少し衝撃でした。
今までのふろくはぜんぶ編集部や先生たちからのプレゼントだったんだ!だからこんなにもうれしくてかわいくてときめく素敵なものばかりだったんだ…!と初めて気づいたので。

ずっとふろくを集めてきたけれど、そんなふうに考えたことがなくて、ふろくのことを「プレゼント」だと表現されるゆかしなもんさんが改めてとても素敵だなぁと思ったんですよね。

セイント・テールのラストでアスカJr.が真珠に、予告状について「何言ってんの?ラブレターでしょそれ」って言われて、ハッとする感覚に似ています。

なかよしちゃん
なかよしちゃん
ちょっと何言ってるか分からないよ

それをふまえて、今回ゆかしなもんさんが本を制作されるにあたって、各先生方に掲載の許可をいただくために連絡を取ったときのお話。

ある先生にメールで許可取りの連絡をしたところ、先生から「ふろくのイラストを描かせていただけるのはとても誇りでした。ずっと大切にしてくださって本当に感謝しています。」という内容の返信が来たそうなんです。(うろ覚えなのでニュアンスですみません)

それを聞いて、本当に先生たちからのプレゼントだったんだなって思って…
めちゃめちゃ感動して泣きました。
どう考えても泣くようなイベントではないので、必死に耐えていて不審者極まりなかったと思いますw

改めてふろくの素晴らしさを実感して、ますますふろくが大好きになりました♡
80年代の漫画やふろくを知らなくてもすごく楽しくて、参加できてほんとに良かったです!


分刻みスケジュールだったので時間的にサイン会は厳しいかな〜と思ってたんですが、無事サインもいただけました!うれしい!
大切にします♡

’80s少女漫画ふろくコレクション』は本当に情報量がすごくて、かわいくて楽しくてときめきがいっぱいの一冊なので、興味がある方はぜひ読んでみてください!
今度は京都でもイベントがあるそうです。

池野恋先生がゲストのイベントも…!行きたすぎる…

わたしなんぞはゆかしなもんさんの足元にも及びませんが、わたしも自分なりにふろく愛を叫びつつ、これからもふろくを大切にしようと思いました。

あゆ
あゆ
ゆかしなもんさん、書店員のみなさん、素敵なイベントをありがとうございました♡

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